岩手
2023年09月26日
連覇なるかアトミックフォース「岩手県知事杯OROカップ」(盛岡競馬)
26日(火)盛岡競馬メイン第10レースは、地方競馬全国交流「第25回岩手県知事杯OROカップ」(盛岡競馬場芝1700メートル)。
◎5 アトミックフォース(牡7、船橋・山下貴之厩舎)は昨年の岩手県知事杯OROカップで後続の追撃を完封し、鮮やかな先行押し切りを決めました。地元に戻っても能力の違いを見せつけて圧勝。自身の連勝を5まで伸ばし、東京大賞典GIへ挑戦して14着。その後は戦列離脱を余儀なくされ、約8カ月の休養を経て復帰。一度実戦を使って岩手県知事杯OROカップは予定どおりのステップで、叩かれて良化は確実。2連覇に王手をかけました。
○10 ゴールドギア(牡8、伊藤和忍厩舎)は中央芝5勝オープンから転入。重賞・あすなろ賞を2着にまとめ、芝・かきつばた賞を快勝。続くせきれい賞では1番人気に支持されましたが、3/4馬身差2着に惜敗。惜しくも重賞制覇は果たせませんでした。夏場は放牧に出てリフレッシュ。この一戦に照準をピタリと合わせました。
▲8 ラビュリントス(牝、川崎・内田勝義厩舎)は3歳芝の地方全国交流・オパールカップで余裕の逃げ切り勝ち。2歳芝・ジュニアグランプリも快勝し、盛岡芝は2戦2勝と相性抜群です。今回は古馬が相手ですが、3歳牝馬で53キロの負担重量で臨めるのが強味。この挑戦は見ものです。
△1 キョウヘイ(牡9、佐藤雅彦厩舎)はシンザン記念GIII馬。転入6戦目の桂樹杯を快勝し、もう一花を咲かせました。いしがきマイラーズは先行ペースに泣いて3着。流れが速くなれば一気に突き抜けるシーンまで。
△11 ルヴァン(牡6、千葉幸喜厩舎)はトライアル・いしがきマイラーズを快勝。
△2 ロードクエスト(牡10、大井・村上頼章厩舎)は一昨年のこのレースの覇者です。
(文/松尾康司)