レース展望・予想

金沢

2023年09月03日

決め手勝負でノブノビスケッツ「サラブレッド大賞典」(金沢競馬)

9月に入って最初の週の金沢競馬は、通常の日、火曜日開催になります。3日(日)のメインカードは第11レースで争われる重賞「第58回サラブレッド大賞典」(3歳、金沢競馬場2000メートル)です。

例年だと金沢3歳重賞路線最後の一冠として実施されていましたが、これまで夏場に行われていたMRO金賞が10月に施行時期が変更になり1400メートルの地元馬限定の短距離重賞に生まれ変わったため、同じ2000メートルの石川ダービーで上位着順だったメンバーがそのまま人気となりそうです。

◎7 ノブノビスケッツ(牡、加藤和宏厩舎)は石川ダービーで単勝2番人気に推されましたが、直線伸び切れず3着に敗れました。外め好位でスムーズに運べたショウガタップリに対して、2周目向正面から早めに仕掛けて追いかけるしかなく、金沢3歳一冠目の北日本新聞杯を勝った時のようなシャープな末脚は発揮できませんでした。その後1700メートルのA2級一組で初めて古馬と対戦しましたが、直線外からいい脚で伸びてきながら、ゴール前内を突いたキョウエイロナとの追い比べ勝負に敗れて2着でした。やや勝ち運に見放されている感じですが、北日本新聞杯でごぼう抜きした地元の同世代相手なら負けられないところ。レース後半の鋭い追い上げを意識した追い切りをこなしており、決め手の違いを見せつけて3つ目の重賞タイトルを手にしたいところです。

○3 ダイヤモンドライン(牝、佐藤茂厩舎)は石川ダービー、加賀友禅賞でともに勝ったショウガタップリの2着と連対しています。重賞で連続して連対を外さなかった走りから前走の3歳準重賞・石川門カップでは1番人気に推され、4コーナー外から一気に伸びて、直線先に抜け出したピンクビジョンを並ぶ間もなく交わして通算4勝目を飾りました。勢いに乗っている今の状態なら、ノブノビスケッツに再び先着することも可能で、悲願の重賞初制覇に手が届くかもしれません。

▲6 ボストンコモン(牡、高橋俊之厩舎)は北日本新聞杯でノブノビスケッツの2着に入り、石川ダービーでも3番人気に推されましたが、追い上げ届かずの4着でした。その後は一般入りとなり古馬との対戦が続いていますが、4コーナーひとまくりでC1級とB2級を連勝しています。追い切りでは手前替えも以前に比べてスムーズになっており、位置どり次第で追い上げが届く可能性がありそうです。

△5 ピンクビジョン(牝、加藤和宏厩舎)も勝ち切れないレースが続いていますが、2走前の加賀友禅賞でも前走の石川門カップでも、好位策から直線先に抜け出して見せ場は作っています。初めての2000メートル戦がどうかですが、逃げた馬を早めに交わして4コーナーを先頭で回ることができれば前残りが図れるかもしれません。

△2 ロギッシュ(牝、井樋一也厩舎)は中央未勝利から転入後4連勝中と勢いに乗っています。重賞初挑戦になりますが、中央在籍時には1800メートル以上ばかり使われていたことから距離延長は問題なさそうで、先行してどこまで踏ん張れるかがポイントになります。

<おすすめの買い目>  この買い目で投票

馬単(マルチ) 7⇔3・6・5・2(8点)
3連単(フォーメーション) 7→3・6・5・2→3・6・5・2 3・6・5・2→7→3・6・5・2(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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