名古屋
2023年09月05日
初の名古屋でもハクサンアマゾネスが中心「秋桜賞」(名古屋競馬)
9月5日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「第17回秋桜賞」(3歳以上牝馬、名古屋競馬場1700メートル)。
グランダム・ジャパン古馬シーズンに組み込まれた地方全国交流重賞に精鋭10頭が集まり、ハイレベルなV争いが繰り広げられる。上位馬の評価差わずかだが、重賞18勝の実績派◎3 ハクサンアマゾネス(牝6、金沢・加藤和義厩舎)がやはり中心だ。今年の復帰初戦の地元オープンでは1400メートル戦で短距離巧者のオヌシナニモノにスピード負けしたが、2走目の金沢競馬移転50周年記念での力強い逃げ切りを皮切りに前走の遠征重賞・兵庫サマークイーン賞まで、重賞4連勝を達成。いずれも2着馬に明確な着差をつける完勝劇で、6歳を迎えても自慢の快速先行は健在だ。デビューから31戦を消化するが、馬券圏外となったのはわずか3回。しかもいずれも難敵中央勢らを相手にしたダートグレード挑戦。地方勢同士との戦い。初登場の名古屋の地でも自慢の快速先行発揮だ。
上積みの大きさ魅力は○2 グランパラディーゾ(牝5、大井・渡邉和雄厩舎)。読売レディス杯からの臨戦組が多いが、その前走はひと息入った約3カ月半ぶりの実戦だった。前走先着された馬はいるが、むしろ直線の伸びは光っており、ひと叩きされた効果とコース2走目で前進必至だ。
地元東海勢では▲7 ブリーザフレスカ(牝4、塚田隆男厩舎)に期待がかかる。走るたびに確実に力を蓄え、重賞初挑戦だった6月トリトン争覇でいきなり初優勝を成し遂げた上がり馬。前走・名港盃は内枠スタートが影響し3着に留まったが、動きのとりやすい外枠スタートに替わって上り詰める勢い発揮に期待だ。
東海の交流重賞で相変わらず強さを発揮し続ける兵庫勢の△4 クリノメガミエース(牝4、兵庫・石橋満厩舎)は前走からの距離延長が歓迎材料。もちろん有力なV候補だ。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 3⇔2・4・6・7(8点)
3連単(フォーメーション) 3→2・4・6・7→2・4・6・7 2・4・6・7→3→2・4・6・7(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)