金沢
2023年09月05日
連勝を飾るかビップピュアエース「十万石まつり賞」(金沢競馬)
日、火曜日で開催されている今週の金沢競馬は、5日(火)に2日目が行われます。今開催をもって今年の3歳戦は終わりを迎えるため、3歳馬によるレースが数多く組まれていますが、中でも第9レースの「十万石まつり賞」(3歳B特選、金沢競馬場1500メートル)は、今後古馬に交じっても活躍が期待できる素質馬たちが顔をそろえて、激戦ムードになりました。
◎7 ビップピュアエース(牝、加藤和義厩舎)は7月に当地で行われた1500メートルのJRA条件交流戦で4コーナーを先頭で回って直線押し切りを図りましたが、ゴール寸前で内から伸びた勝ち馬に交わされてしまいクビ差2着で未勝利脱出は叶いませんでした。その後金沢入りとなり、転入初戦となった前走は逃げた馬を早めに交わして向正面半ばから先頭に立つと、そのまま後続を引き離し、終わってみれば7馬身差の圧勝劇でした。惜敗したJRA条件交流戦の内容を考えればまだまだ上は望めそうで、すでに1500メートル戦を経験している強味を生かして、好位抜け出しで連勝を飾りたいところです。
○6 クリノファルコン(牡、菅原欣也厩舎)は中央未勝利から転入後2戦負けなしとスピードの違いを見せつけています。最内枠からの発走となった前走は向正面半ばまで他馬と競り合いながら逃げる格好になりましたが、3コーナーから後続を引き離すと、直線は独走状態でした。追い切りでは直線で併走馬を楽に突き放す絶好の動きを見せており、相手がさらに強くなり距離も1500メートルに延びますが、先手争いを制することができれば、際どい勝負に持ち込めそうです。
▲3 ジェネロジテ(牡、田嶋弘幸厩舎)は前走アタマ差競り負けて転入初戦勝ちを飾れませんでしたが、4コーナーで外に膨れてバランスを崩す不利がありながらも、再び直線伸びてきた内容には驚かされました。走破時計も優秀で、先手争いが激しくなって前崩れの展開になるなら、決め手の違いで抜け出してきそうです。
△1 イチゴホイップ(牝、川添明弘厩舎)は転入後走るたびに着順を上げており、前走は直線外から一気に伸びて待望の初勝利を飾りました。確実に追い上げてくる末脚は魅力で、前崩れの展開になればこちらも出番がありそうです。
△4 メイショウメイプル(牡、井樋一也厩舎)も中央未勝利から転入後2戦2勝と金沢でまだ負け知らずです。短期放牧明けで初の1500メートル戦がどうかですが、先手を主張してペースを握ってしまえば、まんまと押し切っても不思議ではありません。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 7⇔6・3・1・4(8点)
3連単(フォーメーション) 7→6・3・1・4→6・3・1・4 6・3・1・4→7→6・3・1・4(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)