ばんえい
2023年09月23日
先行力自慢のオールラウンダー「デイリースポーツ杯」(ばんえい帯広競馬)
9月23日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「デイリースポーツ杯」(A1級)が行われます。
今回は10頭立てで、前開催のオープン-2組混合・ポテト特別から6着のオールラウンダー、A1級-1組混合・菊月特別から2着センリョウボスなど3頭、A1級-2組平場戦から2着タカラキングダム、4着タカナミなど6頭(競走除外馬含む)というメンバー構成です。ばんえい競馬のクラス編成はシビアですが、オープン格のポテト特別組が力量上位。今週末の十勝地方は晴れ予報で砂の入れ替えもあり、重めの馬場での競馬が予想されます。
◎3 オールラウンダー(牡8、長部幸光厩舎)715キロを本命に推します。前走のポテト特別は2着アアモンドキーマンを筆頭にシンエイアロイなど先行馬が多いメンバー構成で、逃げて持ち味が生きるタイプのオールラウンダーにとっては厳しい流れで、障害もアアモンドキーマン、ヤマトタイコーに続き3番手、結果直線で失速し、勝ったヤマトタイコーから10秒8差の6着と敗れています。今回は1〜5着馬が不在で、相手は格下感がありオールラウンダーの逃げ切りが濃厚です。
○9 センリョウボス(牡9、坂本東一厩舎)710キロが対抗です。今季は12戦して未勝利です。前走菊月特別では先行するブルーレジーナに並走して障害を2番手でまとめ、直線でも快調に逃げていましたが、6番手から追い込んできた4歳馬ヤマノコーネルに差し切られ、結果1秒3の僅差2着でした。今回は逃げるオールラウンダーに遅れず追走し、直線で末脚勝負になった時には勝機もあります。
▲4 アルジャンノオー(牡5、松井浩文厩舎)710キロが3番手です。前走菊月特別は8着でした。先行馬が多い今回は、スタートから少しテンに置かれるタイプのアルジャンノオーにとって、流れは厳しくなりますが、直線で先行馬の脚が上がった時にはこの馬の末脚が生きてきそうです。
(文/小寺雄司)