兵庫
2023年09月28日
ラッキードリームが連覇へ向けて視界良好「姫山菊花賞」(園田競馬)
28日(木)の園田競馬メイン第11レースにJBC指定競走「第63回姫山菊花賞」(3歳上定量、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎4 ラッキードリーム(牡5、新子雅司厩舎)は金沢の白山大賞典JpnIIIと両にらみだったが、姫山菊花賞連覇を目指して今年も参戦してきた。前走のイヌワシ賞はまだ休み明けで完調手前だったが、後続の追い上げをしのいで貫禄勝ちだった。一度叩いたことにより、いい意味でテンションが上がってきており、連覇を狙える状態に仕上がった。地元や他地区の有力馬がこぞって回避したことからも、ここでは負けられない。
○8 タイガーインディ(牡6、保利良平厩舎)は摂津盃ではゴール寸前でツムタイザンに差されて2着に敗れたが、同型馬に競られながらよく踏ん張っており、今後の重賞戦線でも楽しみが持てる内容だった。距離は「マイルあたりがベストで1700メートルがギリギリになるだろう」と保利良平調教師は話していたが、このメンバーなら気分よく逃げられそうだ。
▲5 ベストオブラック(牡5、柏原誠路厩舎)は夏場に弱く、昨年の同時期は調子を崩していた。しかし今年は6月の前走を最後に休養に出て、早くからこのレースに照準を合わせて調整されてきた。重賞は初挑戦になるが、転入当初に8連勝した頃から威力抜群の末脚をみせており素質の高さは間違いない。他がモタつくようだとチャンスがありそうだ。
☆2 ナムラタタ(牡4、玉垣光章厩舎)は摂津盃では休み明けでプラス22キロと思いのほか馬体が増えてしまい、従来の伸びが見られず4着だった。重賞で勝ち負けとなるともうワンパンチ欲しいところだが、1度叩いた上積みに期待したい。
△7 アイアムレジェンド(牡7、川崎・内田勝義厩舎)は昨年に続いて2年連続での参戦になった。昨年は勝負どころで失速してしまったが、今年は21、22年のイヌワシ賞(金沢)を連覇したときと同じ吉原寛人騎手が騎乗しており積極的に前で運んでくるだろう。一発があるならこの馬か。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)