笠松
2023年09月29日
休み明けでも能力高いサムタイムアゴー主役「十月桜特別」(笠松競馬)
9月29日(金)の笠松競馬メイン第10レースは「十月桜特別」(A級4組、笠松競馬場1400メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く激戦模様。休養明け初戦だが高い能力を持つ◎2 サムタイムアゴー(牡3、後藤正義厩舎)をいきなり狙いたい。ハイレベル地区の南関東でデビュー3連勝を飾り、2歳時から重賞路線を歩んだ飛び切りのセンス馬。重賞では平和賞(22年10月・船橋)、ニューイヤーカップ(23年1月・浦和)での5着入着が最高と活躍こそできなかったが、強敵相手にもまれた経験は今後に生きるはずだ。当地転入戦の前走は手ごろなメンバーのA・B級混合戦だったが、好位インで折り合い、追い出しを開始した直線、抜群の反応で突き抜けたキレと決め脚はまさに南関東仕込み。その後ひと息入り、仕上がり途上は否めないが、これまで戦ってきた相手にレベルも違う。直線の追い比べに持ち込こんで、当地2連勝を飾るか。
連軸という点では○3 グレースミューズ(牝4、笹野博司厩舎)が上位の存在。今春復帰後、C級戦からこつこつと力を蓄え、【3・2・3・1】の好成績を挙げ、待望のA級初戦を迎えた。B級昇級後は1勝と勝ちみは遅くなったが、流れや相手を問わず好位差しで好勝負を演じている。レースがうまく安定感があるタイプで、いきなり勝ち負けが期待できそうだ。
ムラ駆けタイプだが▲7 ニホンピログルーヴ(牡6、川嶋弘吉厩舎)は近2走のA級3組特別で2、3着に連続好走。ともに流れに乗って先行態勢を築いたもの。三たび同様のレースができれば、もちろん好勝負必至。
追い切り動いて好ムードを持続する△5 スズカサンサン(牝4、後藤佑耶厩舎)もV圏内。
(文/中部地方競馬記者クラブ)