兵庫
2023年09月29日
タガノウィリアムの先行一気を狙う「スポニチなにわ賞」(園田競馬)
29日(金)の園田競馬メイン第11レースに「スポニチなにわ賞」(A1A2、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎9 タガノウィリアム(牡6、新子雅司厩舎)は昨年の姫山菊花賞2着馬。今年も28日に行われた姫山菊花賞に登録があったが、同厩舎のラッキードリームが出走したため、オープン特別に回ってきた。気分よく逃げられないとモロい面はあるが、今回は強力な同型馬が不在。仮にスタートで多少遅れても外枠なら砂をかぶらずに運ぶことができる。この相手なら負けられない。
○8 ソニンクヴァース(牝4、柏原誠路厩舎)は先の兵庫クイーンカップを見据えて1870メートル戦を試してきた。折り合いに不安のある馬ではなく、中央時代には1800メートルで2着の実績があるだけに距離延長は問題ないだろう。一線級の牡馬との対戦になるが、52キロの軽量を生かして一発を狙う。
▲7 トリプルスリル(牡4、碇清次郎厩舎)は兵庫への復帰戦を鮮やかに差し切って地力を示した。少頭数で相手に恵まれた感じはあったが、末脚の弾み方は前回在籍時と変わらず、年齢を考えてもまだ伸びしろを感じさせる。A2据え置きになり55キロで出走できることも有利になる。
☆1 リバプールタウン(牡8、保利良平厩舎)はおよそ4年7カ月ぶりの兵庫復帰になる。8歳になったが先行力は衰えておらず、兵庫のオープンでも勝ち負けできる力はありそうだ。直前の追い切りでも機敏に動けており、初戦から大駆けがありそうだ。
△3 ホクザンゴールド(牡4、橋本忠明厩舎)はC1から地道に勝ち上がってオープン特別に出走するまで力をつけてきた。オープンに入ればスピード面で劣るかもしれないが、出脚が良く前々でしぶとさを生かせる流れになれば侮れない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)