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世代最多5勝のミチシオに期待「ナナカマド賞」（ばんえい帯広競馬）

10月15日（日）のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、2歳シーズンの3冠レース第1弾「第46回ナナカマド賞」（2歳）が行われます。

最軽量が560キロの牝馬スマイルカナ、570キロがユーフォリア（牡、谷あゆみ厩舎）、ライジンサンなど7頭、ハンデ頭が580キロのミチシオとホクセイポルシェの2頭で、最大重量差は20キロとなっています。第44回の優勝馬キングフェスタのような確たる本命馬が不在で、ひと波乱ありそうなナナカマド賞といえます。

◎1 ミチシオ（牡、槻舘重人厩舎）580キロを本命に推します。世代最多の5勝を挙げているスピード自慢です。デビュー時は850キロの馬体重でしたが、前走では929キロにまで成長しています。新馬戦ではタイトルボスに僅差2着と惜敗していますが、2戦目はアアモンドミヤビに12秒6の大差をつけて勝利すると、A級に昇級後もホクセイハリアーにコンマ1秒、ブラントンユウキに2秒1差をつけて3連勝しています。10戦して8度連対した安定感は他馬を一歩リードしています。

○2 ホクセイポルシェ（牡、大友栄人厩舎）580キロが対抗です。ここまで10戦して3勝を挙げています。新馬戦はウルトラコタロウをコンマ1秒差押さえて初勝利。2戦目からの3戦では4、2、4着と敗れていますが、着差はそれぞれ3秒2、3秒6、2秒1差と大きくは負けていません。2走前の青雲賞ではライバルのミチシオに3秒3差をつけて勝利を挙げています。

▲7 ライジンサン（牡、大河原和雄厩舎）570キロが3番手です。通算11戦3勝です。青雲賞はホクセイポルシェの15秒1差の5着です。新馬戦ではホクセイセルシオに7秒6差をつける圧勝で勝利を飾っています。2勝目はデビュー3戦目のA級-2組でアソワールドに5秒9差、3勝目は7戦目のA級-1組でホクセイポルシェをコンマ4秒差押さえています。クラス上位馬が相手になると大敗もありますが、近走は1戦ごとに良化を示しています。