岩手
2023年10月03日
期待の大物フジユージーン「ネクストスター盛岡」(盛岡競馬)
3日(火)の盛岡競馬メイン第12レースは、新設の2歳重賞「第1回ネクストスター盛岡」(2歳、盛岡競馬場ダート1400メートル)。
◎2 フジユージーン(牡、瀬戸幸一厩舎)は圧巻の3連勝。久々に出現した超大物ともっぱらの噂です。デビュー2戦は逃げ切る圧勝でしたが、前走・ビギナーズカップは5番手を追走。今後のことを考えて控える競馬を試みましたが、難なくクリア。自在脚を身につければ鬼に金棒です。当面は地元レースに集中しますが、いずれは遠征も視界に入っているのは明らか。すでに盛岡1400メートルを破格のタイムで圧勝し、ネクストスター盛岡は単なる通過点。無敗4連勝に王手をかけました。
○4 カリフィア(牝、櫻田康二厩舎)はデビュー戦の芝1000メートルを完勝。直後に遠野馬の里へ移動して坂路で鍛えて帰郷。復帰戦はミヤギヴァリアントの豪快なまくりに屈して2着でしたが、約2カ月半ぶりの実戦に加えて体も細かった印象。ひと叩きされて上昇確実です。
▲6 エイシンコソンテ(牡、櫻田康二厩舎)は門別1000メートル・2歳新馬戦を完勝。5戦1勝の成績で岩手入りし、初戦をあっさりと逃げ切り勝ち。前走は芝の地方全国交流・ジュニアグランプリへ挑戦しましたが、見せ場を作って3着。収穫の多い一戦でした。当日、入れ込まなければ好勝負必至です。
△8 ミヤギシリウス(牝、畠山信一厩舎)は芝1000メートル戦4着。初輸送、初芝に戸惑って出遅れたのが致命傷となりました。地元に戻って9馬身差で圧勝し、ダート向きをアピール。弾みもつきました。
△7 コンバットスプーン(牝、三野宮通厩舎)はデビューから3戦して1勝、3着2回と完成度一目。
(文/松尾康司)