金沢
2023年10月03日
距離延長でコスモアシュラが巻き返す「サケマルシェ2023特別」(金沢競馬)
月、火曜日の2日間連続で開催されている今週の金沢競馬。3日(火)第11レースの「サケマルシェ2023特別」(B1級一組、金沢競馬場1900メートル)は、B級では珍しい1900メートル戦で争われ、勝ち馬には11月5日に行われる北國王冠(地方全国交流、2600メートル)への希望投票優先権が与えられます。
◎5 コスモアシュラ(牡5、加藤和宏厩舎)は今春に中央1勝クラスから金沢へ移籍してきて7戦連続連対中と好走を続けています。1700メートルで争われた前走のB1級二組でも1番人気に推されましたが、3コーナーから逃げた馬との追い比べ勝負となり、馬体を並べてゴールインし写真判定の結果はハナ差の悔しい2着でした。引き続き追い切りでは迫力ある動きを見せており、中央での唯一の勝ち星は芝の1800メートル戦で、距離がさらに延びるのは良さそうです。今後A級入りを目指すためにも、希望の距離できっちり巻き返したいところです。
○3 クラウドクラスター(牡4、佐藤茂厩舎)は、コスモアシュラがハナ差2着に敗れた前走のB1級二組で、後方追走から直線追い上げて3着まで伸びてきました。2走前のYJSトライアルラウンド金沢第2戦では騎手がテン乗りだったこともあって8着と末脚不発に終わりましたが、初めての1700メートル戦できっちり巻き返して馬券に貢献した走りから、今回さらに距離が延びるのは良さそうです。3走前にはA2級でも2着に伸びてきており、先団を射程圏内に捉えながら追走できれば、コスモアシュラが相手でも末脚が届くかもしれません。
▲1 ゲンショウ(牡4、中川雅之厩舎)は、3走前のA2級二組で7着に敗れて転入から続いていた連続連対記録が7で途切れましたが、前走の1400メートルで争われたB1級一組で4コーナーを先頭で回って2着に踏ん張り、リズムを取り戻しました。初めての1900メートル戦に対応できるかがポイントになりますが、吉原寛人騎手の導きでコースの内々を進んでロスなく運べれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。
△8 マノンルージュ(牡4、鈴木正也厩舎)は2走前のYJSトライアルラウンド金沢第2戦で最低人気ながら高知の濱尚美騎手が追い込み勝ちを決めて3連単200万円台の大波乱を演出したのは記憶に新しいところです。1400メートルだった前走のB1一組は5着と伸び切れませんでしたが、1900メートルに距離が延びれば再度変わり身があるかもしれません。
△9 エースアクシス(牝7、井樋一也厩舎)は前走のB1級一組で直線大外から矢のように伸びて3着まで追い上げました。今季は直線に向いてからの末脚に磨きがかかっており、初の1900メートル戦で大化けする可能性もあります。
(文/中部地方競馬記者クラブ)