名古屋
2023年10月05日
上昇一途の地元ブリーザフレスカ「ゴールド争覇」(名古屋競馬)
10月5日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第41回ゴールド争覇」(名古屋競馬場1500メートル)。
11月の全国交流重賞・笠松グランプリのトライアルでもあるSPIに、東海重賞で強さを発揮し続ける兵庫勢が5頭参戦するが、上昇一途の地元馬◎3 ブリーザフレスカ(牝4、塚田隆男厩舎)が迎撃だ。重賞初挑戦だった6月のトリトン争覇を鮮やかなひと捲りでいきなりタイトル制覇に成功すると、前走・秋桜賞で重賞2勝目をゲット。テンから速く流れが推移し、展開が向いた面もあったが、強敵ぞろいの地方全国交流重賞ながら豪快な抜け出しでの大差ぶっ千切りの勝利は、地力アップの証だった。典型的な差し馬で自分でレースは作れないものの、直線で必ず差し脚を伸ばしてみせる末脚自慢。スピード負けしやすい1500メートル戦は本質的に短いが、5戦無敗と好相性の舞台。直線の差し比べにさえ持ち込めば、メキメキ伸ばす力と勢いでここも一撃だ。
一方、スピード勝負なら○10 ハナブサ(牡6、兵庫・森澤友貴厩舎)、▲1 バーニングペスカ(牡8、兵庫・橋本忠明厩舎)の兵庫短距離巧者の出番。ハナブサは前走はダートグレード競走・サマーチャンピオンJpnIIIへの挑戦で6着に終わったが、自己条件では地元の1400メートルのA1(A2混合含む)を出走機会2連勝中。バーニングペスカも目下2連勝を飾っており、セールスポイントの先行が好調。ともに当地初遠征だが名古屋の馬場にフィットすれば、もちろん押し切りは互角。
重賞初挑戦も勢い魅力は△5 テーオーターナー(セン5、兵庫・盛本信春厩舎)。中央1勝クラスでは掲示板確保を果たせなかったが、再転入後は8戦パーフェクト連対を誇り、2走前にはバーニングペスカに3/4馬身差2着に迫った。こちらもV圏内。
(文/中部地方競馬記者クラブ)