名古屋
2023年10月19日
条件緩和でサンブルーミントン「サフラン特別」(名古屋競馬)
10月19日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「サフラン特別」(A級2組、名古屋競馬場1700メートル)。
抜けた存在不在で混戦模様だが、好調◎8 サンブルーミントン(牡4、竹下太厩舎)が軸にふさわしい。8月にA級に昇級したばかりの新興勢力は初戦こそスピード負けして4着に終わった。しかし2走目の5組を2番手から差し切ってA級初勝利を飾ると、1組初挑戦だった前走を低人気に反発して2着好走。強かった勝ち馬が一気の抜け出しを決めて流れが向いた面もあったが、しぶとく差し脚を伸ばして、いきなり連対キープで蓄える力もアピールした。当地では1500メートルへの出走が多く、勝ち切れない走りが少なくないが、2100メートルだった前走を含め、1700メートル以上では【2・1・0・0】と常に勝ち負け。ゆったり流れて追走しやすいため末脚が伸ばせる好舞台のようだ。2組に条件が下がって、ここも勝ち負けだ。
○1 リアルモンスター(牡4、原口次夫厩舎)は同じ前走で2番人気に推されたが、直線失速し2秒4差4着だった。しかし初距離と強い勝ち馬のひとまくりを浴びて先行勢に厳しい展開でもあった。3戦3勝と好相性の距離に戻って巻き返すか。
条件が緩和した▲4 リョウガ(セン6、伊藤勝己厩舎)も有力なV候補。近2走は1組特別、重賞参戦で6、5着に留まるが、2組特別では3戦して2連対と結果を残してみせる。当地1700メートル戦も【1・3・0・2】と得意としており、上位2頭との差はわずか。
△2 ハクサンスプリング(牡5、櫻井今朝利厩舎)は8月の同条件同距離を勝利しているクラス上位の安定勢力。馬券に欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)