笠松
2023年10月23日
連闘策で必勝期すオニジオオタニ「天高し特別」(笠松競馬)
10月23日(月)の笠松競馬メイン第10レースは「天高し特別」(B級1組、笠松競馬場1600メートル)。
B級1組特別2連勝を狙う◎5 オニジオオタニ(セン5、角田輝也厩舎)がもちろん主役だ。3カ月ぶりで休養明け初戦だった前走、勝負どころからインを突いて鋭く伸び切り、絶好のリスタートに成功した。中団で包まれ前が壁になり、内に進路を取ったのがズバリ当たるジョッキーの好騎乗もあったが、休養前に名古屋A級シーンでも好勝負していた地力の証しだった。笠松出張戦は【2・1・0・0】と名古屋コースより好成績を残している上、地元戦よりも手ごろな相手、構成に変わる利も大きい。まして好調モードでの意欲の連闘策は厩舎サイドの勝利への本気度の表れ。V最短の存在は間違いない。
相手筆頭は好調さで○2 シャローナ(牝4、田口輝彦厩舎)。今秋復帰後の3走を1、4、1着と好走を続ける。特に前走は時計の出やすい馬場コンデションもあったが、笠松1400メートルを1分28秒4の好時計で2着馬を振り切り、休養効果でパワーアップした姿をアピールした。同タイプの先行ライバルは多いがここも好調なスピードを披露するか。
一方、直線勝負に持ち込みたいのが▲3 ドラゴステ(牝4、後藤佑耶厩舎)。スタートに課題があるタイプのため差し一手で成績にムラがあるが、2走前にはA級4組で2着に食い込んだようにはまった時の差し脚は破壊力抜群。脚質的に近走の1400メートル戦よりもマイルの距離のほうが合いそうだ。
△8 ロワシャンパーニュ(牡6、笹野博司厩舎)は当地で1勝に対し、2、3着各4回と勝ち切れないタイプだが、相手なりに走れる堅実派。連対候補に欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)