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ショットオブザデイが混戦断つか「恋路賞」（金沢競馬）

月、火曜日の2日間連続で開催されている10月最終週の金沢競馬。31日（火）のメインカードは最終第12レースのB1級馬による準重賞「恋路賞」（B1級、金沢競馬場1400メートル）で、今年も好調馬が顔を並べてどの馬が勝ってもおかしくないハイレベルな争いになりそうです。

◎3 ショットオブザデイ（牡4、井樋一也厩舎）は、8月半ばに高知から移籍してきて転入初戦のB2級五組（1500メートル）で4コーナー外から先団をまくって直線で5馬身突き放し圧勝すると、前走のB1級五組（1500メートル）でも4コーナーで逃げた馬を並び駆けて直線楽に抜け出す快勝劇を演じました。今回は2戦とも騎乗した吉原寛人騎手が大井遠征のため不在で栗原大河騎手に乗り替わりますが、24日の本追い切りで跨がって感触を確かめており、初騎乗でも問題はなさそうです。1400メートル戦も高知で2勝、2着4回と連絡みは多く、距離短縮でも中団から一気に伸びてくる末脚は発揮できそうです。

○4 サクラルコール（牡12、金田一昌厩舎）は、4カ月ぶりの休み明けで挑んだ前走のB1級二組（1500メートル）で逃げたゲンショウと直線叩き合ってゴール前競り勝ち、復帰初戦を白星で飾りました。寒くなると調子を上げてくるタイプで、昨年も5カ月ぶりの休み明けでB1級一組（1400メートル）を勝って、次走は重賞の中日杯（2000メートル）へ挑み3着と健闘しています。今年も2走目の上積みを見込んでの準重賞挑戦で、底力の違いを発揮してここも好勝負できればA級復帰が見えてきます。

▲12 ゲンショウ（牡4、中川雅之厩舎）は前走のB1級二組で最後にサクラルコールの底力に屈しましたが、スタートから先手を奪ってペースを握り、直線叩き合う接戦を演じました。暑さに苦しんだ夏場に比べて体調は持ち直してきており、1400メートル戦なら際どい勝負に持ち込めるかもしれません。

△11 クラウドクラスター（牡4、佐藤茂厩舎）は、1400メートルで争われた7月のA2級二組で2着に伸びてきた実績があり、同じ距離だった前走のB1級三組でも逃げた勝ち馬をクビ差まで追い詰めています。距離が短くても末脚はしっかり使えるタイプで、今回も4コーナーで馬群が一団になるなら差し切るチャンスはあります。

△10 エースアクシス（牝7、井樋一也厩舎）もレース終盤に追い上げてくるタイプながら、前走のB1級三組では3着と健闘しました。こちらも1400メートル戦の方が馬券絡みが多い印象があり、今回も直線勝負で上位争いに加わってきそうです。