名古屋
2023年11月06日
ロードランヴェルセ勝負気配「シトリンオープン」(名古屋競馬)
11月6日(月)の名古屋競馬メイン第11レースは「シトリンオープン」(A級1組、名古屋競馬場1700メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く混戦ムードだが、クラス上位の安定勢力◎7 ロードランヴェルセ(セン4、坂口義幸厩舎)に軸馬の期待だ。前走の同条件は3着に留まったが、勝ち馬からクビ+アタマのタイム差なし惜敗。スムーズに先に抜け出した勝ち馬がしぶとく、追い詰められず、2着馬の直線強襲にも屈したが、悪い内容ではなかった。名古屋A級1組、笠松の重賞挑戦と2戦連続不発に終わっていたが、改めて地力が備わっていることを前走で証明した。中間は久々に調教、追い切りを強化して臨み、勝負気配が伝わってくる。8月戦に続いて1組・2勝目を飾るか。
○9 セイエクシード(牡5、安部幸夫厩舎)ももちろん有力なV候補。前走はわずかアタマ差とはいえロードランヴェルセに先着を果たした。初のA級1組参戦でしかも甘いスタートになって不利な後方からのレースを余儀なくされたが、大外を回って直線一気。力がなければできない走りと言えた。勢いに乗る上がり馬の1組初勝利は十分。
3歳の勢いも魅力いっぱい。2走前の岐阜金賞はまさかの失速で8着に終わった▲1 リストン(牡3、荒巻透厩舎)だが、前走は地方全国交流重賞・秋の鞍で見せ場を作って4着入着を果たした。条件が緩和した戦いでもあり、当然高い評価が必要。
△2 ダンシングラブリー(牝3、竹下太厩舎)は1700メートルの前走でA級4組を快勝したように、レースがゆったり流れる中距離で持ち味のしぶとさが生きる。再度先行態勢を築けば粘り込みが狙えそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)