兵庫
2023年11月09日
斤量魅力のシャンデルナゴルが逃げ切る「千種川特別」(園田競馬)
9日(木)の園田競馬メイン第11レースにJRA交流「千種川特別」(JRA1勝クラス・地元馬920ポイント以下、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎2 シャンデルナゴル(牡3、JRA・石坂公一厩舎)は唯一の未勝利馬で格下の存在になるが、前走は園田で5戦4勝してJRAに復帰したヒノデテイオーからコンマ5秒差の3着に逃げ粘っており、素質は高い。今回は園田で好成績を挙げる永島まなみ騎手が騎乗して53キロで出走できるという斤量面の恩恵もある。単騎逃げに持ち込むことができれば初勝利が見えてくる。
○4 ナムラタタ(牡4、玉垣光章厩舎)は休み明けの摂津盃が明らかな太め残りだったが、その後はきっちり絞れて調子を上げている。前走は軽量馬に逃げ切りを許しており、今回も後方でじっと待ちすぎると展開が向かないまま終わりそうだが、吉村智洋騎手に手が戻って積極的に動いてくるだろう。
▲11 シンリミテス(牡4、JRA・大根田裕之厩舎)は3月に行われた逆瀬川特別以来の園田参戦になる。その時は兵庫のオープン馬2頭に差し切られて3着だったが、先行してしぶとさを見せた。その後は中距離路線に目を向けて2着2回と結果を残しており、2勝目にもう少しで手が届きそうなところまで来ている。外枠から先行して粘り込みを図る。
☆5 スマートウィザード(牡6、JRA・吉田直弘厩舎)は2走前の名古屋で行われたJRA条件交流で2着に逃げ粘っている。4カ月半ぶりの出走になるが、これまでの成績を見ても鉄砲は利くタイプのようだ。地元の名手・下原理騎手が騎乗するのも心強い。
△6 レッジェンダペスカ(牡3、JRA・角田晃一厩舎)は4月の金剛山特別で9馬身差をつけて逃げ切った。その後のレースで競走中止になり、今回はどこまで仕上がっているのか当日のパドックで確認する必要がありそうだが、極端に馬体が太く映らなければ通用して良さそうだ。
△7 デームフォーチュン(牝4、JRA・高野友和厩舎)は名古屋や浦和のJRA条件交流で連対している。ここ2走はまくりが不発に終わっているが、よほどのスローペースにならない限り、上位争いに食い込んでくるだろう。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)