笠松
2023年11月09日
岡部騎手ヴィヴィアンエイトに期待「ラブミーチャン記念」(笠松競馬)
11月9日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第10回ラブミーチャン記念」(2歳牝馬、笠松競馬場1600メートル)。
グランダム・ジャパン2023にも組み込まれた地方全国交流重賞に、遠征勢4頭を含めた精鋭8頭がスタンバイ。しかしハイレベル地区である北海道から参戦する3頭がV争いを断然リードしそうだ。なかでも中心視は力上位の◎2 ヴィヴィアンエイト(北海道・齊藤正弘厩舎)。デビューが8月と遅れたため、まだキャリア3戦だが、前走の北海道・ブロッサムカップで重賞ウイナーに仲間入りした飛び切りのセンス馬。先行力があり、控えるレースもこなせるセンスの持ち主で、前走はアタマ差振り切ってみせたように勝負根性も兼ね備える。将来性、可能性を秘め、北海道でもトップクラスの好素材。東海の第1人者・岡部誠騎手の起用からも陣営の意気込みの強さが伝わる。ポイントは初の長距離輸送を経た参戦。当日のパドックや返し馬で気配チェックを欠かさずしたいものだ。
一方、○3 シトラルテミニ(北海道・田中淳司厩舎)は園田プリンセスカップ2着、金沢シンデレラカップ優勝と遠征重賞でも明確な結果を残すのが強み。若駒戦でしかも繊細な牝馬たちの戦い。互角のV候補と言えそうだ。
▲4 バラライカ(北海道・小国博行厩舎)は金沢シンデレラカップは2着に留まったが着差は2馬身と大きく負けていない。むしろ直線、伸びていたように距離延長が向くタイプ。追い比べに持ち込みたいところだろう。
地元勢の期待は△6 アコー(伊藤強一厩舎)。ネクストスター笠松を無敗で制したワラシベチョウジャ不在だけに手薄感は否めないところ。しかし馬体の良さに目を見張るものがあり、前走時以上に追い切りが動いて好気配。強力遠征勢相手に一角崩しを狙う。
(文/中部地方競馬記者クラブ)