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遠征馬が相手でもフジユージーン「南部駒賞」（盛岡競馬）

12日（日）盛岡競馬メイン12レースは、地方競馬全国交流「第50回南部駒賞」（2歳、盛岡競馬場ダート1600メートル）。

◎3 フジユージーン（牡、瀬戸幸一厩舎）はデビュー戦から圧巻の4連勝。いずれもワンサイドで圧勝し、大物感を漂わせています。重賞2戦はともにゲートの出がひと息でしたが、絶対能力でカバー。新設重賞・ネクストスター盛岡でも破格の勝ちタイムをマークしました。今度は強豪遠征馬が相手で正念場を迎えましたが、仮に優勝なら全国遠征も視界に入るのは確実です。

○6 キタノヒーロー（牡、北海道・田中淳司厩舎）は新馬戦で2着に惜敗し、以降は1700メートル戦へシフト。2勝をマークして船橋・平和賞（1600メートル）へ挑戦。内3番手の競馬を強いられましたが、直線鋭く伸びて優勝したカプセルに3/4馬身差まで肉薄。左回り、遠征も問題ないことを証明し、重賞初制覇に王手をかけました。

▲4 カイコウ（牡、北海道・田中正二厩舎）はデビュー3戦目を圧勝し、JRA札幌・クローバー賞でも2着に健闘。札幌2歳ステークスGIIIは8着でしたが、地元に戻って完勝。いい脚を長く使えるタイプなら盛岡は望むところ。

△1 オスカーブレイン（牡、北海道・角川秀樹厩舎）は自慢のスピードにモノを言わせ、サッポロクラシックカップを快勝。初マイルがネックですが、絶好の1番枠。マイペースに持ち込んで持ち味の粘りを発揮します。

△8 トワイライトウェイ（牡、北海道・田中淳司厩舎）は芝の地方全国交流・ジュニアグランプリを優勝。今度は盛岡ダートですが、脚抜きのいい馬場で重賞2連勝まで。

△9 グラッシーズマン（牡、船橋・林幻厩舎）はデビュー2連勝で新設重賞・若武者賞を快勝。まったく底を見せていません。