名古屋
2023年12月22日
2歳フークピグマリオンが古馬挑戦「扶桑特別」(名古屋競馬)
12月22日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「扶桑特別」(A級4組、名古屋競馬場1700メートル)。
勝ち負けレベルの馬は多いが一長一短あるタイプばかり。唯一の2歳フレッシュ◎3 フークピグマリオン(セン2、宇都英樹厩舎)に期待したい。重賞初挑戦だった先のゴールドウィング賞でロングスパートを仕掛け、ネクストスター名古屋の勝ち馬ミトノユニヴァースを直線とらえて一蹴。距離延長でセールスポイントの差し脚が爆発した。初の古馬との戦いはA級戦で、2歳戦と違う速いペースや展開への対応がポイントになりそうだ。ただコレと言って抜けた存在不在で好調ライバルも少ないメンバー構成。流れに乗って運び、直線勝負に持ち込めば、いきなり古馬撃破も可能。現2歳世代のレベル把握のためにも、注目度の高い一戦になりそうだ。
反撃を狙うのは○9 パディオアヘッド(セン6、安部幸夫厩舎)。前走のブービー11着大敗は再昇級の壁というよりも、プラス9キロの太めでの参戦が不発要因と言えた。得意の冬場で稼働期を迎えて、上り調子にある。連闘スケジュールでシェイプアップ成功なら鮮やかな変わり身が期待できる。
▲10 トミケンプラセール(セン6、瀬戸口悟厩舎)は勝ちみに遅いものの堅実駆けに定評がある。流れに乗りやすく、昨今の有利な外枠スタートが好材料。
△7 ブエナディオサ(牝4、今津博之厩舎)もV圏内。強さとモロさが同居するムラ駆けタイプだが地力は十分だ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)