null

ディクテオン重賞連勝濃厚「名古屋グランプリ」（名古屋競馬）

12月21日（木）の名古屋競馬メイン第10レースは「第23回名古屋グランプリJpnII」（名古屋競馬場2100メートル）。

上位視した中央馬3頭の評価差はわずか。なかでもインパクト満点の鮮やかなまくりで重賞初Vを仕留めた◎12 ディクテオン（セン5、JRA・吉岡辰弥厩舎）に一番魅力を感じる。差し一手の脚質で、中央舞台では不発も少なくないが、地方に矛先を向けた初ダートグレード参戦の前走・浦和記念JpnIIが圧巻だった。1〜2コーナー最後方の位置から一気にスパートし、終わってみれば2馬身半差の快勝劇。隊列がばらけ、仕掛けやすい地方遠征が破壊力満点の差し脚爆発をもたらしたのだろう。距離2100メートルは、7勝のうち3勝を飾る絶好の舞台。直線が地方西日本一の長さを誇る名古屋コースも脚質に合う。なにより昨今の名古屋外枠絶対優位の中、大外枠スタートも買い材料。岡部誠騎手と名古屋在籍時にコンビを組んでいるのも心強い。重賞V2へ、視界が広がる。

軸という点では○6 グランブリッジ（牝4、JRA・新谷功一厩舎）に分がある。先のJBCレディスクラシックJpnIでも準優勝と気を吐いた。堅実差しが武器で、ダートグレード【4-4-0-1】と安定感抜群。互角の評価が必要だ。

一方、先行馬に有利なペースなら▲4 ミトノオー（牡3、JRA・牧光二厩舎）にチャンス到来。前走・浦和記念JpnIIは先行勢に苦しい流れと展開ながら2着に粘っており評価できる。伸び盛りのヤング3歳馬であり、武豊騎手とのコンビ復活もプッシュ要因だ。

高く安定した先行力の持ち主△11 メイショウフンジン（牡5、JRA・西園正都厩舎）も馬券に欠かせない1頭だ。