岩手
2023年12月10日
強敵不在でサクラトップキッドに勝機「寒菊賞」(水沢競馬)
10日(日)水沢競馬メイン第11レースは重賞「第22回寒菊賞」(2歳、水沢競馬場1600メートル)。
◎4 サクラトップキッド(牡、伊藤和忍厩舎)はデビュー戦で出遅れながらも完勝。2戦目は2着リノグロワールに1秒9差をつけて圧勝し、地方全国交流重賞・南部駒賞へ挑戦。相手が一気に強化されましたが、5着に善戦しました。母サクラトップクインは中央ダート3勝と血統背景も申し分なし。水沢は未経験ですが、厩舎がある地元といえるコース。フジユージーン、ミヤギヴァリアントが不在なら絶好の勝機と見ていいでしょう。
○6 セイバイラック(牝、板垣吉則厩舎)は当初、芝路線を歩んで若鮎賞2着、ジュニアグランプリ4着。3走前が初ダートでしたが、2着に1秒3差をつけて初勝利を飾り、牝馬の地方全国交流・プリンセスカップでは岩手最先着4着を確保しました。前走・太夫黒特別は伸びを欠いて3着でしたが、最内枠も災いした印象。今回は外枠を引き当て、首位奪取に燃えています。
▲1 リノグロワール(牝、佐藤敏彦厩舎)は前々走9着に沈みましたが、前走タイム差なし2着で軌道修正。前走で水沢1600メートルを経験したのが強み。加えて逃げたい馬が絶好の1番枠。マイペースに持ち込んで逃げ切りのシーンまで。
△2 マルーントリック(牝、佐藤祐司厩舎)はエンパイアペガサスの妹。転入前の門別1200メートル戦で2勝目をマークし、岩手初戦2着。走破タイムも上々でアッサリ十分。
△8 レッドオパール(牝、菅原勲厩舎)は門別1勝から転入戦を完勝。好発進を決めました。
△5 ビッグサララルーフ(牝、伊藤和厩舎)は決め手を生かせる展開で台頭。
(文/松尾康司)