笠松
2023年12月30日
強敵不在でミトノユニヴァース「ライデンリーダー記念」(笠松競馬)
12月30日(土)の笠松競馬メイン第10レースは、北陸・東海チャンピオンシップ2023「第27回ライデンリーダー記念」(2歳、笠松競馬場1400メートル)。
北陸・東海地区の2歳ナンバーワン決定戦も、地元笠松や金沢のネクストスター馬をはじめ、名古屋・ゴールドウィング賞馬が不在。ネクストスター名古屋を制した◎3 ミトノユニヴァース(牡、角田輝也厩舎)にVチャンス到来だ。ネクストスター名古屋では鮮やかに抜け出し5馬身差圧勝で飾ったが、前走のゴールドウィング賞では2着に甘んじた。ただ200メートルの距離延長に、前半掛かったロス、さらに後続馬から厳しいマークにあってプッシュを受けた苦しい流れが影響した。一方、中団で脚をためた勝ち馬に展開が向き、3/4馬身交わされたが“負けて強し”の内容でもあった。気難しい面があって外枠の方がレースはしやすいが、これと言って強敵不在の有利なメンバー構成。V最短の存在と言える。
1400メートル戦を歓迎するのは同厩舎の○5 スペリオルパンサー(牡、角田輝也厩舎)。前走のゴールドウィング賞は6着に失速したが、逃げてミトノユニヴァース以上に苦しい流れが響いたものだ。同距離1400メートルのネクストスター金沢では3着に粘っており、距離短縮を味方にセールスポイントの先行力が生きてくる。
一方、展開に恵まれた面はあったが、ゴールドウィング賞で3着に突っ込んだ▲2 ニジイロハーピー(牝、今津勝之厩舎)は差し勝負に持ち込みたい。先行激化になれば一気に浮上へ。
地元笠松勢では前走のJRA認定競走勝利で改めて地力を示した△7 アコー(牝、伊藤強一厩舎)に期待がかかりそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)