兵庫
2024年01月17日
冬場得意サンロアノークが差し切る「阿波とん豚10周年記念」(姫路競馬)
17日(水)の姫路競馬メイン第11レースに「阿波とん豚10周年記念」(A1、姫路競馬場1400メートル)が行われる。
◎3 サンロアノーク(牡8、田中一巧厩舎)は52キロの軽量で出走した兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIではゲート内で落ち着きを欠いて出遅れて、道中も掛かり気味だったことで不本意な結果に終わった。それでも寒い時季は得意な馬で、気配は良好。直線の長い姫路で本領発揮となる。
○10 グリーンシアター(牝5、飯田良弘厩舎)は前走のオープン特別で2着に好走。勝ち馬はJRA4勝馬で相手が強かったが、自身の持ち時計通りには走れており、内容は上々だった。今回は当時より相手は楽になり、絶好の外枠に入ったことから逆転まで狙えそうだ。
▲8 ディサーニング(セン9、石橋満厩舎)の前走は転入初戦でまだ動きが重たかったように映ったが、それでも4着にまとめてきたあたり、能力の片鱗を見せている。2走目で素軽さが出れば上位を狙える。
☆7 コウエイアンカ(セン9、保利良平厩舎)は夏場が得意な馬だが、冬場を迎えても決して調子は落ちていない。年齢を重ねてズブい面が出てきたことで以前ほど切れる脚を使えていないが、直線の追い比べになると侮れない。前めの位置で競馬ができれば理想的だ。
△1 コスモピオニール(牡7、高本友芳厩舎)の前走は5カ月ぶりで人気を下げていたが、後方からこの馬らしい追い上げを見せて3着と穴を開けた。他馬と比べても姫路経験は豊富で、不利な内枠でも脚質的に気にする必要はなさそうだ。今回も伏兵評価だが、一発があるならこの馬だろう。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)