名古屋
2024年01月19日
1700m無敗セイエクシードから「ガーネットオープン」(名古屋競馬)
1月19日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「ガーネットオープン」(A級1組、名古屋競馬場1700メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く激戦だが、中心は1700メートル巧者の◎6 セイエクシード(牡6、安部幸夫厩舎)だ。昨春転入後、C級からこつこつと力を蓄えてきた新興勢力。重賞初挑戦だった地方全国交流の東海菊花賞では最後方から4着まで追い込んで見せ場を作り、前走のA級特別では圧倒的人気のコンビーノを自慢の末脚で一蹴。1500メートル戦ではスピード負けすることもあったが、ゆったりレースが流れる中距離の当地1700メートルは3戦無敗を誇る絶好舞台。直前追い切りも動いて依然、好気配をキープする。A級1組・2勝目へ、視界が広がる。
転入後、無傷の5連勝を飾る○9 アプサラー(牝5、迫田清美厩舎)のA級1組初挑戦は見逃せない。A級昇級後の2戦は好位抜け出し、逃げ切りと前々で安定した競馬を見せての快勝劇。勢いはもちろん、レース運びのうまさに進化を見せる。中央時にデビュー2戦目で初勝利を挙げたように能力の裏付けは十分。ここでもヒケは取らないだろう。
実績上位は昨年の名古屋記念馬▲2 メルト(牡5、角田輝也厩舎)。スタートに課題が残り、差し一手で展開に左右され、善戦止まりの走りが続くが、末脚の破壊力はメンバー屈指。展開激化で差し馬向きの展開になれば消化不良続きの走りにピリオドも。
すんなり先行態勢が取れそうな△4 ハディア(牡7、今津博之厩舎)の粘り込みも警戒が必要。調教、追い切り気配とも上昇している。
(文/中部地方競馬記者クラブ)