名古屋
2024年01月03日
前走圧巻ナンヨークリスタルが主役「尾張名古屋杯」(名古屋競馬)
1月3日(水)の名古屋競馬メイン第10レースは「尾張名古屋杯」(C級、名古屋競馬場1500メートル)。
転入戦で圧巻パフォーマンスを披露した◎12 ナンヨークリスタル(セン4、角田輝也厩舎)がもちろん主役だ。ブランクの大きい半年ぶりの復帰戦に、プラス22キロの大幅馬体重も何のその。好スタートを決めて難なく2番手をキープし、道中はあふれんばかりの好手ごたえ。そして直線入口で軽く気合いを入れられるや素早く反応して一気に加速。逃げ馬をあっさりパスし、搭載エンジンの違いでみるみる後続との差を広げて、終わってみればぶっ千切りの大差勝ち。転入初戦で絶好のスタートを切った。間隔がないため、中間は軽めの追い切りメニューも、素軽い動きでひと叩きされた効果がうかがえる。何より芝ながら中央新馬戦2着の好素材で、中央時の笠松遠征(2歳中央交流戦)でも2着に食い込んだ実績派。余裕あふれる勝ちっぷりからも、準重賞制覇へ視界が広がる。
ナンヨークリスタルが高いスピードを誇るため、相手は同タイプの先行派よりも差し馬に食指が動く。なかでも堅実差しに定評ある○7 エルーシア(牝4、榎屋充厩舎)が相手筆頭だ。詰めは甘いものの、格付け後の4戦すべて連対を果たす超堅実タイプだ。
復調モードの▲6 フレスコバルディ(セン5、沖田明子厩舎)も差はわずか。前走は2着に留まったが、走破タイムは破格の1分35秒2の絶好時計で駆け抜けている。
勝ちみは遅いがしぶとい△1 フリューゲル(牡4、沖田明子厩舎)も連争いなら可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)