兵庫
2024年01月03日
アラジンバローズとツムタイザンの一騎打ち「新春賞」(園田競馬)
3日(水)の園田競馬メイン第11レースに「第66回新春賞」(4歳以上ハンデ、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎11 アラジンバローズ(セン7、新子雅司厩舎)は兵庫へ転入してから鳥栖大賞(佐賀)で重賞初制覇。その後の東海菊花賞(名古屋)はレース間隔が空いていた影響か、ズブさが出て2着だった。その後は地元のオープンを快勝して新春賞に目標を定めてきた。これまで強い調教をしてこなかったが、今回はビッシリ追って迫力のある動きを見せている。トップハンデの58キロを背負うが、地力の違いを見せるとみた。
○5 ツムタイザン(牡6、木村健厩舎)は園田金盃では4コーナーから勝ち馬に終始寄られる不利を受けており、スムーズにさばけていれば突き抜けていたか。摂津盃を制してから充実期に入っており、今回も状態の良さは目を引く。57.5キロはアラジンバローズに次ぐハンデになるが、2走前には58キロを克服しており特に気にする必要はなさそうだ。
▲2 トリプルスリル(牡5、碇清次郎厩舎)の前走は兵庫5戦目にして初黒星を喫したが、勝ち馬はアラジンバローズで、2着が22年の道営記念馬サンビュート(鼻出血のため新春賞回避)となれば3着でも上々の結果か。当初から目標は新春賞で、状態は上向き。立ち回りがうまく、内枠も歓迎だろう。54キロの軽量なら一発がありそうだ。
☆7 ナムラタタ(牡5、玉垣光章厩舎)は重賞になると掲示板止まりだが、レース運びの安定感は抜群。園田金盃は除外になったが、替わって出走したJRA条件交流・揖保川特別では強烈な末脚をみせて差し切っており、気配は良好。もうひと押しあれば掲示板以上が見込める。
△3 アキュートガール(牝5、尾林幸二厩舎)は来週11日に行われるコウノトリ賞と両にらみだったが、連覇を目指して新春賞に出走してきた。園田金盃ではスタートで出遅れながら外から鋭く伸びて4着に入っており、復活を予感させた。54キロなら許容範囲で、今年も一発を狙う。
△6 エイシンビッグボス(牡6、橋本忠明厩舎)は騎乗予定だった田中学騎手が腰痛のため騎乗できず、永井孝典騎手がテン乗りになる。園田金盃では1〜2コーナーでスムーズさを欠いたが、そこをクリアできれば上位を狙える。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)