笠松
2024年01月11日
難敵不在でアコーが勝ち切る「笠松若駒杯」(笠松競馬)
1月11日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「笠松若駒杯」(3歳、笠松競馬場1400メートル)。
今年から新設された3歳準重賞は、笠松デビューで笠松所属馬による限定戦。昨年のネクストスター馬ワラシベチョウジャをはじめ、暮れのジュニアキングを勝利したブルーチースら強敵不在で、しかもちょっと寂しい5頭立ての少頭数の構成になった。
11月のJRA認定競走Vなど、タイトル戦線で好勝負を演じる◎5 アコー(牝、伊藤強一厩舎)に準重賞初制覇のチャンスが到来だ。前走・ライデンリーダー記念は8着に終わったが、テンから好位につける積極的なレースで臨んだための失速と分析できる。9月ジュニアクラウン、10月ネクストスター笠松で世代ナンバーワンのワラシベチョウジャ相手にともに1秒差前後の好勝負で馬券貢献した地力派で、自在な立ち回りができる強みを兼ね備える。重賞クラスの難敵不在なら力の走りできっちり結果を出しておきたい。2024年のファーストランを絶好発進を決める。
6着だったが、前走・ライデンリーダー記念でアコーに先着している○4 ハヤイモノガチ(牡、大橋敬永厩舎)が一番の相手になりそうだ。速く推移した流れが末脚を引き出した面はあるが上がり3ハロン36秒1をマークしたシャープなキレは光った。直線勝負に持ち込んで逆転をうかがう。
一方、先行勢のペースなら▲1 リボリュウション(牡、柴田高志厩舎)、△3 タノシンダモノガチ(牝、大橋敬永厩舎)が浮上。2頭ともに近走は強敵ぞろいで好走パターンの逃げ・先行策に持ち込めず、結果ひと息の走りに終わっていた。すんなりマイペースの駆けでレースを有利に運べれば粘り込みが可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)