兵庫
2024年01月16日
クリニエールグラスとエイシンテムジンの一騎打ち「食べようひょうごの畜産物賞」(姫路競馬)
16日(火)の姫路競馬メイン第11レースに「食べようひょうごの畜産物賞」(B2、姫路競馬場1400メートル)が行われる。
◎9 クリニエールグラス(牝5、玉垣光章厩舎)は昨年の同時期には6戦連続で2着に敗れていたように詰めの甘さが出ていたが、春先と夏場に休養を挟んだことでひ弱な面が解消された印象で、行きっぷりも良化。前走は後続を寄せ付けず4馬身差の逃げ切り勝ちだった。姫路で絶好とされる外枠に入っており、まだ連勝を伸ばせる。
○4 エイシンテムジン(牡4、飯田良弘厩舎)は兵庫に転入してから4戦4勝。まだ荒削りな面は見られるが、B2でも決め手は一枚上で、姫路の長い直線も合いそう。クリニエールグラスとは斤量差が3キロあるために対抗評価としたが、競り合いになれば逆転する可能性が高い。
▲1 ハローチュース(牡6、保利良平厩舎)は前走B2で圧倒的な強さを誇るスズヴァレットにクビ差まで食い下がって地力を示した。姫路替わりも問題ないが、砂が深くて不利とされる内枠に入った点はマイナス材料になる。少頭数でうまくさばければ一角を崩せそうだ。
☆2 ギユウ(牡5、盛本信春厩舎)は折り合い面を考えると園田1230メートルがベストだが、半年ぶりの前走を叩いて気配は上向いており、調子の良さは上位クラス。うまく立ち回ればチャンスがある。
△8 ニシノウール(牡4、山口浩幸厩舎)は2走前にエイシンテムジンに完敗を喫しており逆転は厳しいだろうが、絶好の外枠に入っており、3〜4走前に好走した時のように先行できれば上位に加われる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)