名古屋
2024年01月16日
実績上位ミトノユニヴァース「新春ペガサスカップ」(名古屋競馬)
1月16日(火)の名古屋競馬メイン第12レースは「第26回新春ペガサスカップ」(3歳、名古屋競馬場1700メートル)。
実績上位の重賞2勝馬◎5 ミトノユニヴァース(牡、角田輝也厩舎)がVバトルをリードしていく。まだ気性面に若さはあるが、ネクストスター名古屋を破壊力満点に豪快に抜け出せば、暮れのライデンリーダー記念では鮮やかに差し切りで一蹴。セールスポイントの鋭い決め脚をまざまざと見せつけている。中間はここを目標に仕上げられ、追い切りも動いて依然好気配をキープ。2024年の東海3歳重賞戦線第1弾を仕留めて、改めて世代けん引役をアピールしたい。
そのミトノユニヴァースを昨年11月のゴールドウィング賞で打ち負かしたのが○9 フークピグマリオン(セン、宇都英樹厩舎)。ゴールドウィング賞は速く推移した流れが有利に作用したが、古馬挑戦した前走・A級4組特別でも鮮やかな差し切り劇。力が備わっていることを証明した。むしろ距離実績ではミトノユニヴァースをしのぎ、互角のV候補と言えそうだ。
勢い魅力は転入後、3連勝をいずれも完勝で飾る▲8 スティールアクター(牡、角田輝也厩舎)。北海道の新馬勝ちやオープン3着実績から能力の裏付けも十分。操縦性が高く、反応も鋭いタイプ。初の重賞参戦だが、新興勢力のいきなりの大仕事は十分。
強さとモロさは同居するが、スムーズに流れに乗れれば△2 ウインジャック(牡、倉地学厩舎)の一撃にも注意したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)