笠松
2024年01月23日
好材料揃うビルジキールが軸「大寒特別」(笠松競馬)
1月23日(火)の笠松競馬メイン第8レースは「大寒特別」(A級4組、笠松競馬場1600メートル)。
7頭立て少頭数の構成だが、すべての馬が勝ち負けレベル。激戦模様だが、ベテラン健在をアピールした◎6 ビルジキール(牡8、水野善太厩舎)を中心視だ。今年8歳を迎えたがまだまだ衰え知らず。再転入戦だった前走、甘いスタートで最後方からのレース運びになったが、大外をまくり気味に鋭く上昇し、直線一気。破壊力満点の末脚で頭まで突き抜け、絶好のリスタートを飾った。以前在籍時の昨年2月にはA級2組・2着をはじめ、A級上位で好勝負を演じてみせた力は健在。出遅れたスタート勘もひと叩きした効果で改善され、さばきやすい7頭立てもプラス材料。軸に期待だ。
久々に前走崩れたがクラスの安定勢力○2 ゼンダンクラージュ(セン5、笹野博司厩舎)は巻き返し必至。前走は出遅れで後方からの競馬を余儀なくされ、先行勢ペースの流れにもなって不発は必然だった。主戦・渡邊竜也騎手とのコンビ再結成に、200メートルの距離延長で上積み材料が見込める。素早い反撃が期待できそうだ。
A級昇級後勝ち切れないものの、好勝負し続けるのが▲4 ピューリファイ(牡5、田口輝彦厩舎)。差し一手で善戦止まりの走りが続くが、岡部誠騎手との初コラボ。どんな走りが生まれるか、注目だ。
強さとモロさが同居するが、前走の勝ちっぷりに地力を感じた△5 ツクバキセキ(牡11、大橋敬永厩舎)も軽視禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)