名古屋
2024年01月31日
ハリウッドスマイルが混戦断つか「梅桜賞」(名古屋競馬)
1月31日(水)の名古屋競馬メイン第10レースは「梅桜賞」(3歳牝馬、名古屋競馬場1700メートル)。
準重賞だがタイトル戦線を争う上位グループが不在。確かな主役が見当たらず大混戦模様だが、暮れの交流重賞・ライデンリーダー記念で3着に食い込んでいる◎8 ハリウッドスマイル(田口輝彦厩舎)からの狙いがベター。北海道での1勝を含め通算3勝を挙げるようにキャリア上位の1頭。初遠征でもあった前走、速い流れの中でも持ち前の高い先行力を発揮。積極的にレースを組み立て、直線では差し返す二枚腰を発揮した。勝ち馬から1秒2差離されたが、しぶとさや勝負根性を見せた点も評価できた。転入戦のうえ、初コースなど未知な面は多いが、名手・丸野勝虎騎手の起用は陣営の高い意気込みの表れと言える。追い切り気配もよく、中心視だ。
○5 サンデーロウリュウ(宇都英樹厩舎)も条件が緩和し、勝ち負けが可能。最近2走は掲示板止まりだが、ライデンリーダー記念に新春ペガサスカップと重賞参戦が続いていた。3走前の特別戦では後方から直線外を豪快に伸びて頭へ鋭く突き抜けた。追い比べに持ち込みたいところだ。
ひと叩きした効果でさらなる上昇を目指すのが▲11 ハーピークオーレ(角田輝也厩舎)。ひと息入った2カ月半ぶりの実戦ながら前走を自慢の先行力であっさり快勝。先制時の強さと粘りに定評があり、ここも主導権を握れば押し切りが狙える。
追い込み一手だが、確実に伸びる末脚を持つ△7 モーニングスカイ(塚田隆男厩舎)もV圏内。
(文/中部地方競馬記者クラブ)