ばんえい
2024年02月10日
オールラウンダー逃げ切るか「鈴木ファーム20周年記念」(ばんえい帯広競馬)
2月10日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「鈴木ファーム20周年記念」(A1級-1組)が行われます。
前開催のオープン-2組混合・六花特別から5着オールラウンダー、7着ダイリンファイターなど3頭、5歳オープン・ダイヤモンドダスト賞から2着ホクセイウンカイ、7着ジェイホースワン(牡5、坂本東一厩舎)など4頭、4歳オープン・白雪賞から1着ホクセイタイヨウ、ヒロインズカップから9着シンエイアロイ(牝5、久田守厩舎)、そして2開催前のA2級-1組・ガーネット特別から1着スイの10頭立て。各異なる路線からのメンバー構成で比較が難しく、難解な特別戦といえます。
◎8 オールラウンダー(牡9、長部幸光厩舎)755キロを本命に推します。6月にA2級-1組の水無月特別、ジュノー特別と2連勝。A1級に昇級後は相手強化と同型馬に阻まれて、16戦して勝ち星なしという成績ですが、障害だけは毎回ひと腰で切れているのが強みです。ここは強烈な先行馬も少なく、逃げ切りを決めたい一戦です。
○2 ホクセイウンカイ(牡5、松井浩文厩舎)750キロが対抗です。前走5歳オープンのダイヤモンドダスト賞は三冠馬のキングフェスタを筆頭に、天馬賞2着ツガルノヒロイモノ、同3着ヘッチャラと実力馬が揃った一戦でしたが、1秒3の僅差2着は健闘といえます。今シーズンは3勝、2、3着各5回の安定した成績を残しており、それも障害巧者の証と言えます。
▲9 ピュアリーナナセ(牝5、今井茂雅厩舎)730キロが3番手です。前走のダイヤモンドダスト賞では同世代牡馬のスピードに屈してヘッチャラの9着と敗れていますが、自己条件なら見直し必要。初のA1級ですが、侮れない快速牝馬です。
(文/小寺雄司)