名古屋
2024年02月15日
重賞3連勝なるかミトノユニヴァース「スプリングカップ」(名古屋競馬)
2月15日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第49回スプリングカップ」(3歳、名古屋競馬場1700メートル)。
西日本地区の交流重賞ながら遠征勢は兵庫の1頭だけも、東海勢はタイトル戦線を争う主力組が多く参戦。やはり目が離せない好カードだ。中心は重賞V3と東海の世代バトルをけん引する◎8 ミトノユニヴァース(牡、角田輝也厩舎)。セールスポイントのパンチあるキレに、道中での操縦性や反応の良さが加わり、走りに安定感が加わってきている。東海重賞では4戦3勝、2着1回とパーフェクト連対を誇る。目標レースに向けてじっくり調整し、抜かりなく仕上げられ、最終追い切りも上々の動きを披露。好気配をキープする。重賞3連勝を決めて、目標とするネクストスター中日本へ、さらにアピールしたい。
前走・新春ペガサスカップでは1馬身半差及ばなかったが、ゴールドウィング賞でミトノユニヴァースを破った○11 フークピグマリオン(セン、宇都英樹厩舎)が再度逆転をうかがう。手前を替えずに走るなど課題はあるが、前走も直線やゴールでの伸びはミトノユニヴァースをしのいでいた。直線の追い比べに持ち込みたいところだろう。
▲5 キャッシュブリッツ(牡、笹野博司厩舎)は手探り面のある転入戦もいきなり警戒が必要だ。中央ダート中距離で1勝を挙げた実力派で、能力の高さを証明済み。併せ馬での直前の追い切り気配がよく、地方の小回りコースに戸惑わなければあっさり劇があっても驚けない。
またキャリアわずか4戦も、レベルの高い兵庫重賞・園田ジュニアカップをシャープに追い込み、重賞ウイナーに仲間入りした△4 マルカイグアス(牡、兵庫・橋本忠明厩舎)も有力なV候補。
(文/中部地方競馬記者クラブ)