名古屋
2024年02月16日
短距離で復活したロイヤルパールス「サファイアオープン」(名古屋競馬)
2月16日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「サファイアオープン」(A級1組、名古屋競馬場920メートル)。
力を取り戻した実績馬◎1 ロイヤルパールス(牡9、榎屋充厩舎)に連軸の期待だ。中央5勝馬で、短距離1200メートルのオープン特別V(21年9月中山・ながつきステークス)もあるバリバリの実績派は、昨年大敗が続いて地方へ移籍。転入戦こそ粘りひと息に終わったが、920メートルに距離が短縮して2、1着と復活した。前走の勝ち時計はレコードにコンマ6秒差に迫る好タイム。9歳を迎えたがまだまだスピード健在だ。当地初のA級1組参戦も高い中央戦歴から問題なし。不利な最内1枠スタートだが前走で克服済み。力とスピードの走りで馬群をさばき切り、当地1組初勝利だ。
ただ強敵も多い。デビュー以来初の920メートルで距離適性がポイントになるのは○9 ハディア(牡7、今津博之厩舎)。ただスタートが速く、操縦性や反応が鋭いタイプで、すでに当地1組で2勝の実力派。動きやすい外枠スタートも好都合。流れに戸惑わなければ当然勝ち負けできる。
同様に初の920メートルとなる▲5 ヘイシリン(牡5、坂口義幸厩舎)は、北海道では1200メートル以下が主戦場で距離適性はむしろ十分。スタートやテンの速さがセールスポイントでもあり、高評価が必要だ。
当地920メートル戦で【1・5・2・4】と高い距離実績を持つ、△6 ウィップラッシュ(牝7、迫田清美厩舎)はもちろん馬券に欠かせない1頭。
(文/中部地方競馬記者クラブ)