兵庫
2024年02月28日
重賞実績あるトウケイカッタローが差し切る「兵庫3歳牝馬特別」(姫路競馬)
28日(水)の姫路競馬メイン第11レースに「兵庫3歳牝馬特別」(3歳牝馬リミテッド、姫路競馬場1500メートル)が行われる。
◎4 トウケイカッタロー(永島太郎厩舎)は牡馬混合の重賞で上位争いを続けており、牝馬同士なら力は一枚上の存在。目標は菊水賞で、来週に行われる菊水賞のトライアル競走を視野に入れていたが、レース間隔を詰めて使うよりも間が空いた方がいいタイプで、同競走では56キロを背負うために今回のレースを選択してきた。直線の長いコースは向いており、末脚がさく裂するだろう。
○8 クライムエンジェル(高馬元紘厩舎)の前走はまさかの掲示板外に敗れたが、敗因はスタートでつまずいたことに尽きる。砂をかぶる競馬も初めてで反応が悪く、現状は逃げるか、外でもまれない展開が好走の条件のようだ。初出走の勝ちっぷりを見ても逃げれば相当強く、外枠に入ったことも大きなプラス材料になる。スタートを五分に出ればハナを切ることができそうで、巻き返しを狙いたい。
▲6 プリムロゼ(雑賀伸一郎厩舎)の前走は名古屋のニジイロハーピーに差をつけられて2着だったが、3着以下は5馬身以上離しており、地元馬同士なら上位争いになる。初めての輸送競馬でイレ込みが激しかったようだが、2度目で慣れが見込める。1400メートルがベストで1500メートルはギリギリかもしれないが、うまく折り合えば好走可能。
☆7 インタールード(新子雅司厩舎)はデビュー当初こそスピードに頼った先行競馬をしていたが、近走は差す競馬が板に付いてきた。主戦の笹田知宏騎手は騎乗できないが、騎乗経験のある松木大地騎手とのコンビで一発を狙う。
△1 メロディメーカー(松浦聡志厩舎)はズブい面があって、距離延長は歓迎。内枠は不利かもしれないが、1コーナーまで距離のある1500メートルならそこまで気にする必要はなさそうだ。勝ちみに遅いタイプだが能力差はない。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)