兵庫
2024年02月08日
テイエムサウスダンの地力信頼「兵庫ウインターカップ」(姫路競馬)
8日(木)の姫路競馬メイン第11レースに夕刊フジ賞「第8回兵庫ウインターカップ」(4歳上定量、姫路競馬場1400メートル)が行われる。
◎5 テイエムサウスダン(牡7、佐賀・平山宏秀厩舎)は昨年末に佐賀へ転入してから中間は疲れを取ることに専念し、ここまで入念に乗り込まれてきた。JRA時代には園田でダートグレード2勝するなど重賞通算5勝の実績を挙げており、地方馬限定の重賞ではスピードの違いを見せたいところ。今後はダートグレード、そして佐賀で行われるJBCスプリントJpnIが最大目標になるが、まずはここを無事に突破したい。
○11 ベストマッチョ(セン11、川崎・佐々木仁厩舎)は3年連続の参戦になる。昨年は6着だったが、内枠からスムーズに先行できなかったことが敗因。その後は各地に転戦して重賞で4戦、すべて3着以内とレベルの高いパフォーマンスを見せている。今回は外枠でもまれる心配がなく力を発揮できる。鞍上には全国14場の重賞制覇が懸かる吉原寛人騎手を迎えて勝利を狙う。
▲2 リーチ(牡6、佐賀・真島正徳厩舎)は佐賀へ転入して2戦目のゴールドスプリントで豪快にまくり切って重賞を制した。2歳重賞で2勝し、3歳時には現兵庫のラッキードリームと北海道の三冠路線でし烈な争いを続けてきた実力馬で、ここに来て復活を遂げた印象が強い。今週の姫路は先週より内が深くなっているが、前走の内容なら内枠でも対応できる。
☆8 オーバーディリバー(セン8、柏原誠路厩舎)は転入初戦を勝ってから少し間が空いたが、脚元を入念にケアして使われており、仕上がりは万全。前走は直線に入ってから少しモタつく面を見せており、JRA時代の全3勝が東京競馬場という面をふまえても直線の長い姫路はいかにも向いている。
△3 パールプレミア(牝6、新子雅司厩舎)は連覇を狙って今年も参戦する。昨年より相手は強化された印象だが、単騎逃げに持ち込めば侮れない。
△10 タイガーインディ(牡7、保利良平厩舎)も逃げたい1頭だが、外枠に入っており無理にハナを狙う必要もない。自分のリズムを崩さずに運べれば好走できる。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)