笠松
2024年02月08日
レース巧者ミトノウォリアーが軸「ゴールドジュニア」(笠松競馬)
2月8日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「第48回ゴールドジュニア」(3歳、笠松競馬場1600メートル)。
北陸・東海・近畿の3地区交流重賞に好素材が集まったが、名古屋のレース巧者◎7 ミトノウォリアー(牡、角田輝也厩舎)が軸馬に一番ふさわしい。デビューから7戦6連対を誇るセンス馬で、連対を外したのは難敵相手の兵庫ジュニアグランプリJpnIIの1走だけ。しかもひと息のスタートで不利な後方からのレースを余儀なくされていた。勝ち馬とは差はあったものの5着入着は地力の証でもあった。地元名古屋のネクストスターでの銀メダル獲得をはじめ、前走は準重賞・弥富記念を鮮やか逃亡劇で完勝。東海の3歳タイトル戦線で出世争いを演じるトップグループの一員である。先行力があって、差しに構えても末脚を伸ばせる、高いレースセンスや自在性があるのも若駒戦ではアドバンテージ。交流重賞に強さを発揮する兵庫勢を迎撃し、待望の重賞初制覇を果たしたい。
兵庫勢では○2 ゴールデンロンドン(牡、兵庫・田村彰啓厩舎)、▲3 インテンシーヴォ(牡、兵庫・盛本信春厩舎)の2頭が有力なV候補。ゴールデンロンドンは前走の重賞・園田ジュニアカップは直線の不利がありながらコンマ4秒差の4着好走など、兵庫の認定競走Vの実力はやはりダテではない。一方、インテンシーヴォは北海道で2勝を挙げたように能力に折り紙付き。前走勝利を飾ったように上り調子にあるのも魅力になる。
地元笠松勢では△9 クリスタライズ(牡、後藤佑耶厩舎)に期待が掛かる。前走1400メートル戦(B級4組)では古馬並みの1分27秒1の抜群の勝ち時計で鮮やかV。距離延長がポイントになるが注文通り先行態勢を築けば軽視できない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)