笠松
2024年02月20日
コース相性良いエイシンメヌエット「冬紅葉特別」(笠松競馬)
2月20日(火)の笠松競馬メイン第9レースは「冬紅葉特別」(A級4組、笠松競馬場1600メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く混戦模様だが、軸には名古屋の◎3 エイシンメヌエット(牝4、今津博之厩舎)がぴったり。クイーンカップ(23年6月・笠松)での銀メダルなど、3歳牝馬重賞で活躍した好素材は、当地では5戦3勝、2着2回とパーフェクト連対を誇る笠松巧者と言える。セールスポイントの高く安定した先行力は、コースがゆったりして直線が長い地元名古屋コースより、小回りで直線が短く、砂質も軽い笠松コースがフィットする。前走は中央実績十分の転入馬タイセイドリーマーの決め脚に屈したが、早めに先頭に立つ積極的なレース運びで1馬身差2着に粘る好内容。改めて当地コースとの好相性を示した。最終追い切りで軽快な動きを披露し、依然として好気配をキープする。前走のA級4組特別での最先着馬でもあり、軸馬に一番ふさわしい。
前走に続いてマイル戦がプラスに作用するのが○4 ゼンダンクラージュ(セン5、笹野博司厩舎)。昨年6月のA級5組から勝ち星に見放されるが、2走前まで8戦連続して短距離・1400メートル戦だった。持ち前のしぶとい立ち回りは当地で13戦5勝、2着5回、3着2回のマイル戦の方が好成績を残し、得意の舞台。打倒エイシンメヌエットを目指す。
一方、差し勝負に持ち込みたいのは▲5 ビルジキール(牡8、水野善太厩舎)。前走はプラス7キロの馬体増の影響か、好位キープも伸び切れず3着に留まったが、再転入戦の2走前は直線一気の差し切りで破壊力のある末脚を披露した。馬体重の変動を欠かさずチェックしたい。
ひと息入ったローテーションだが、A級昇級後も堅実な走りで結果を残す△7 レンダリング(牡4、森山英雄厩舎)も軽視禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)