兵庫
2024年02月20日
昇級目前のタオロマイが突き抜ける「早春特別」(姫路競馬)
20日(火)の姫路競馬メイン第11レースに「早春特別」(B2、姫路競馬場1400メートル)が行われる。
◎7 タオロマイ(牡4、盛本信春厩舎)は昨年の姫路で行われた3歳A特別を勝ったときも内にササっていたが、前走も内にササってなかなか外へ持ち出せず、直線に入っても内で詰まって窮屈なままレースを終えてしまった。今回の枠なら内で詰まることなく、力強く突き抜けてくるだろう。兵庫はポイントでクラス分けを行っているが、タオロマイはB2上限の499ポイントで入着すれば昇級してしまうだけに、勝って昇級したいところだ。
○11 オーケン(牡4、南弘樹厩舎)は2走前に800メートルを使った効果が出たのか前走はテンから勢いよく飛び出し、逃げて3着に粘った。今回は同型馬が何頭かいるが、いずれも内枠に入っており今回もハナを主張できそうだ。相手もいくらか緩和されており、前残りを狙える。
▲9 サトノキリンジ(牡5、石橋満厩舎)は序盤で掛かることが多く、そのあたりがしまいの伸びにも影響しているように見られるが、そこをクリアできれば勝ち負けできる力はある。前走は内で窮屈なシーンがあり、外枠に替わったこともプラスに出そうだ。
☆2 ミスカイウラニ(牝6、松浦聡志厩舎)の前走は先行2頭が引っ張ったことで末脚が切れた印象だが、勝ちっぷりは上々だった。中央時代は56キロまで背負っており、55キロでも侮れない。
△6 クロシンジュ(牝5、雑賀伸一郎厩舎)は近走の成績が振るわないが、着差は大きくない。下原理騎手に替わって新たな一面を期待したい。
△3 イイデチャンプ(牡6、寺地誠一厩舎)は外のオーケンを抑えてハナに行ければチャンスがある。こちらも鴨宮祥行騎手との初コンビで一変があるか。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)