笠松
2024年02月21日
自己条件に戻るナモロカの反撃期待「淡雪特別」(笠松競馬)
2月21日(水)の笠松競馬メイン第9レースは「淡雪特別」(3歳1組、笠松競馬場1400メートル)。
確かな主役不在で混戦模様。自己条件に戻って◎9 ナモロカ(牝、後藤佑耶厩舎)の素早い巻き返しに期待したい。前走のゴールドジュニアも失速して6着に終わるなど、難敵相手の重賞では勝ち負けできていない。しかし自己条件の1組特別は2歳時から2戦2勝。手ごろな相手に変われば、好位にサッとつけて流れに乗り、きっちり差し切り、快勝で飾ってみせる。コレと言った強敵不在。あっさり変わり身を見せていい。
もちろん逆転候補は多い。○8 ハヤイモノガチ(牡、大橋敬永厩舎)は、降雪の影響で予定していた前回が取り止め、空いたレース間隔や仕上がりがポイントになる。1月の準重賞・笠松若駒杯の鮮やかな決め脚が光り、しかも水準以上の好勝ち時計1分28秒9が大いに評価できる好素材。ひと息入った臨戦過程は中間の調教。追い切り強化からむしろ買い材料とも考えられる。流れにすんなり乗りやすい外枠スタートも好都合。互角のV候補と言えそうだ。
勝ちっぷりの良さなら▲4 タイセイマロン(牝、後藤佑耶厩舎)もヒケを取らない。後方から差し不発のレースがしばらく続いていたが、前走は意欲的な仕掛けが奏功し、5馬身ちぎって圧勝。再度同様のレースができれば、1組連勝が可能。
穴は名古屋の△7 リンクビーナス(牝、榎屋充厩舎)。初の笠松出張戦でセールスポイントの高い先行力が生きてきそうだ。注文通り先行態勢を築けば、一発あっても驚けない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)