名古屋
2024年02月27日
ミトノウォリアー断然「中京ペガスターカップ」(名古屋競馬)
2月27日(火)の名古屋競馬メイン第9レースは「中京ペガスターカップ」(3歳、名古屋競馬場1700メートル)。
5月に行われる駿蹄賞のトライアルでもある準重賞だが、東海デビュー馬限定戦。前開催のスプリングカップに世代トップグループが多く参戦したこともあり、実績断然の◎5 ミトノウォリアー(牡、角田輝也厩舎)は負けられない戦いだ。新馬戦Vから世代をけん引する1頭として活躍。名古屋2歳ナンバーワン決定戦のネクストスター名古屋・2着をはじめ、前走の笠松・ゴールドジュニアで待望の重賞初制覇にも成功。早めに先頭に抜け出しながら遊んだため、着差はクビだけだが、並ばれても抜かせなかったのは底力と勝負根性のたまもの。ここまで8戦消化し、連対を外したのは難敵中央勢らを相手にした兵庫ジュニアグランプリJpnII・5着の1走だけ。レース運びがうまく、脚質に自在性があるのも強み。コレと言った強敵不在の構成の準重賞。目標のネクストスター中日本へ、勢いを持って臨むためにもしっかり仕留めたい。
ポイントは次位争い。差はわずかだが、前走の準重賞・梅桜賞で持ち前のしぶとさがよみがえった○9 カピタン(牝、安部幸夫厩舎)に食指が動く。一瞬のキレはないが、長くしぶとい脚が使えるタイプで、距離延長の前走でそれを証明した。追い切り気配の良さも魅力になる。
一方、先行勢に有利なペースなら▲7 ハーピークオーレ(牝、角田輝也厩舎)が浮上。主導権時の先行力と粘りに定評があり、勝ちパターンの先制に持ち込みたいところだ。
条件緩和した△6 ソーラレイ(牡、塚田隆男厩舎)も連争いが可能。
(文/中部地方競馬記者クラブ)