笠松
2024年03月04日
トーホウジェンマ1枠から押し切りなるか「桜月特別」(笠松競馬)
3月4日(月)の笠松競馬メイン第9レースは「桜月特別」(A級4組、笠松競馬場1400メートル)。
勝ち負けレベルの馬が多く激戦だが、笠松と好相性の◎1 トーホウジェンマ(牝4、原口次夫厩舎)が軸馬にふさわしい。笠松出張戦に再度矛先を向けた前走ではセールスポイントの先行力を存分に発揮。アタマ差2着に逃げ粘り、改めて笠松巧者ぶりを披露した。直線が長く、差し馬向きになりやすい地元名古屋よりも、小回りで直線が短い当地の方が持ち前の先行力がいっそう生きる。事実、3戦して2着3回と好走データを残す。前走より相手は強化されたが、ロスがなく、主導権が握りやすい絶好の1枠スタートでもある。ここも先行態勢を築いて笠松巧者ぶりをアピールだ。
ただ逆転候補は多い。○6 ユウヒノプリンス(セン7、川嶋弘吉厩舎)は脚質に自在性があり、距離や流れ、相手に左右されない面があるのも大きな武器。今冬復帰後、5戦連続して馬券貢献中の好調モードも買い材料だ。
本質的にはレースがゆったり流れる中距離タイプの▲5 スタンサンセイ(セン8、笹野博司厩舎)と△4 イイネイイネイイネ(牡5、田口輝彦厩舎)だが、ここに入れば実績上位の存在だ。特にスタンサンセイはひと息入った臨戦だった前走でしぶとく粘り込んでいきなり2着に好走した。中間は調教、追い切り気配がアップしさらに上昇ムードがうかがえる。叩き良化型でもあり、勝ち負けに欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)