笠松
2024年03月21日
叩き2走目でミノコクシュタルク「春雷特別」(笠松競馬)
3月21日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「春雷特別」(3歳1組、笠松競馬場1600メートル)。
上位馬の評価差わずか。激戦ムードだが、ひと叩きされた効果がうかがえる◎6 ミノコクシュタルク(牡、大橋敬永厩舎)を狙い撃ちしたい。3カ月ぶりの戦列復帰だった前走は強敵ぞろいの重賞参戦で末脚不発の7着は仕方なし。差し一手ともあってデビューから1勝に対し、2着3回、3着2回と勝ちみの遅いタイプだが、後方からでも切れを発揮する末脚自慢だ。2走前の準重賞・ジュニアキングでは後方からクビ差2着までシャープに追い込んでいる。活躍したその2走前と同じ1600メートル戦に距離も延長。うれしい初勝利を飾った岡部誠騎手とのコンビ復活も買い材料。何より直前追い切りが好気配。馬なりながら軽快なフットワークで好ラップをマークし、上昇ムードを大きくアピールする。叩き2走目の変わり身に期待だ。
同様にひと叩きされた効果で前進をうかがうのが○2 キャッシュブリッツ(牡、笹野博司厩舎)と▲5 キスリング(牝、田口輝彦厩舎)。特にキャッシュブリッツは中央時にダートで1勝を飾っているように断然の実力派。前走は手探り面が多かった転入戦でもあった。コースや環境慣れなど多くの上積み材料がある移籍2戦目。前走は見せ場少なく終わったが、鮮やかに変身しても驚けない。一方、キスリングは前走、早めにかわされる厳しい展開が失速につながった。流れに乗って先行できればもちろん勝ち負けだ。
3歳1組特別ですでに2勝する地力派△9 タイセイマロン(牝、後藤佑耶厩舎)もV圏内。
(文/中部地方競馬記者クラブ)