ばんえい
2024年03月16日
明け3歳最強馬はライジンサン「イレネー記念」(ばんえい帯広競馬)
3月16日(土)のばんえい帯広競馬メイン第11レースには、「第55回イレネー記念」(3歳)が行われます。3歳最強馬を決める三冠レースの最終戦。1番のポイントは牡馬690キロ、牝馬670キロの定量戦で真の最強馬が勝つレースです。今年は確たる本命馬が不在で、どの馬にもチャンスがありそうです。
◎1 ライジンサン(牡、大河原和雄厩舎)690キロを本命に推します。17戦7勝で、釧路産駒特別、ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞優勝とエリートコースを進む快速馬です。5月の新馬戦はホクセイセルシオに7秒6の大差をつけてデビュー勝ち、三冠レースの第1弾・ナナカマド賞は6着と敗れていますが、その後は釧路産駒特別を勝利し、ヤングチャンピオンシップ(BG2)では、鈴木恵介騎手とコンビを組んでフレイムファーストに2秒2差をつけて重賞初制覇。翔雲賞はハンデ頭で厳しい条件でしたが、2着ミチシオとの叩き合いを制しています。鈴木騎手は過去イレネー記念を4度優勝、管理する大河原和雄調教師は騎手時代に6度優勝と相性の良いレースで、定量戦なら勝ち負けの期待がかかります。
○3 ミチシオ(牡、槻舘重人厩舎)690キロが対抗です。ここまで19戦してメンバー最多の8勝を誇ります。デビュー戦は2着でしたが、2戦目からは3連勝と、圧倒的な強さを見せつけAクラスで勝ち負けしている実力馬です。翔雲賞ではライジンサンのコンマ6秒差の2着と惜敗でしたが、今回は持ち前の障害力を生かしての巻き返しが期待されます。
▲4 ウルトラコタロウ(牡、槻舘重人厩舎)690キロが3番手です。ここまで23戦して3勝で、重賞ではヤングチャンピオンシップ、翔雲賞ともに3着がありますが、注目できるのが実力馬揃いの十勝産駒特別で、2着アヤノダイマオーを1秒1差押さえて勝利を挙げています。
(文/小寺雄司)