兵庫
2024年03月06日
ガールズヒロインが押し切る「紀の国みかんどり特別」(姫路競馬)
6日(水)の姫路競馬メイン第11レースに「紀の国みかんどり特別」(B1B2、姫路競馬場1500メートル)が行われる。
◎1 ガールズヒロイン(牝6、有馬澄男厩舎)の前走はデスティニープランと序盤から激しく競り合ってオーバーペース気味だったが、早めに失速したデスティニープランに対してこちらは最後までしぶとく粘り、コンマ2秒差の3着だった。今回は他に競りかけてくる馬が見当たらず、マイペースで運べる。1500メートルなら内枠でも大きな不利にならず、押し切れるだろう。
○9 グディカンワル(セン4、南弘樹厩舎)の前走は4コーナー手前から馬なりでガールズヒロインなど先行馬をかわして押し切る勢いだったが、ゴール寸前で追い込み馬ウォニーにかわされて悔しい2着となった。近走は外枠からスムーズに先行できたときには大崩れしておらず、引き続き好勝負になる。
▲7 オースミミライ(牡5、坂本和也厩舎)はスタートでトモを落として不完全燃焼に終わった前走でも大外から鋭く伸びて掲示板を外さなかった。2走前のようにすんなり先行できれば面白い。
☆6 グリージャ(牝6、田中一巧厩舎)は約4カ月ぶりの前走が早めに失速して見せ場なく敗れたが、今回も調整は順調に来ており、叩き2走目で一変してもおかしくない。現在はB2格付で格上との混合戦になるが、昨年9月にはB1で勝利しており格負けしない。53キロを生かしたい。
前走を快勝した△3 ウォニー(牡6、稲田彰宏厩舎)は前述したガールズヒロインなどがオーバーペースに飛ばしたため、まさに展開が向いたといえる。今回も展開次第になるが、勢いは侮れない。
△4 ビナハロン(セン5、永島太郎厩舎)は昨年11月に戦列復帰してからもうひと押しがないが、今回はブリンカーを着けるなど馬具を工夫してくる。末脚を警戒したい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)