兵庫
2024年03月07日
転入初戦レッツゴーローズの素質信頼「兵庫馬事畜産特別」(姫路競馬)
7日(木)の姫路競馬メイン第11レースに「兵庫馬事畜産特別」(4歳以上牝馬AB、姫路競馬場1800メートル)が行われる。
◎3 レッツゴーローズ(牝4、保利良平厩舎)は転入初戦。2走前には1勝クラスで勝利し、2勝クラスの前走も残り100メートル地点まで先頭に立って粘っていた。気性的に幼い面はあるようだが、先行力があって地方の馬場はいかにも合う。キャリア8戦という点をふまえても、まだまだ伸びしろがありそうだ。兵庫女王盃JpnIIIを見据えた一戦になるが、スマイルミーシャやクリノメガミエースといった兵庫を代表する馬が不在で、強敵は不在。逃げ切りを期待したい。
○4 アキュートガール(牝5、尾林幸二厩舎)は牡馬混合の重賞でも実績があり、牝馬同士なら力は一枚上の存在。以前は先行して粘り込むパターンが多かったが、近走は差しに構えてもしっかり伸びており、脚質の幅が広がっている。最も重い56キロを背負うが、それでも最後は差を詰めてくるだろう。
▲2 オズモポリタン(牝4、諏訪貴正厩舎)は前走1800メートルで勝利して距離にめどを立てた。決め手なら引けを取らない。唯一のB1馬で斤量53キロになるのも有利になる。少頭数であまりペースが落ち着くと厳しくなるが、レッツゴーローズが淀みないペースで逃げればチャンスがある。
☆1 マヤローザ(牝6、尾林幸二厩舎)は2走前のコウノトリ賞では出遅れて4着。前走は最後方を追走していたが、3コーナー手前で前が詰まってスムーズに追えず、少しチグハグした競馬が続いている。それでも追い切りの動きは上々で、牝馬同士なら大きく崩れることはない。
△7 アイヤナ(牝4、田村彰啓厩舎)はレジーナディンヴェルノ賞(高知)で地元馬のクリノメガミエースやマルグリッドに先着した。当時はタフな馬場でレース後の疲れは気になるところだが、先行できればしぶとく粘りそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)