兵庫
2024年03月19日
ラッキードリームが格の違い見せる「なにわの畜産ひろば特別」(園田競馬)
19日(火)の園田競馬メイン第11レースに「なにわの畜産ひろば特別」(A1、園田競馬場1870メートル)が行われる。
◎7 ラッキードリーム(牡6、新子雅司厩舎)は万全の状態とは言えなかった園田金盃で3着のあと、白鷺賞で見事に復活を果たした。逃げを打つ作戦もピッタリはまった感があり、さらなる進化を予感させた。今回は4月に移行した川崎記念JpnIのプランもあったが、地元戦に切り替えて確勝を期してきた。唯一の重賞勝ち馬になるが斤量は57キロで恵まれており死角はない。相手探しの一戦になる。
連争い筆頭は○4 トリプルスリル(牡5、碇清次郎厩舎)。新春賞で3着に入り、強豪がそろった白鷺賞ではラッキードリームから1秒9離された6着だったが、この馬なりに最後まで脚を使っていた。姫路2000メートルは少し距離が長かったようで、距離短縮がプラスに出そうだ。
▲3 リッターシュラーク(牡7、北野真弘厩舎)は転入初戦の勝ちっぷりが鮮やかだったが、一気の相手強化となった白鷺賞では力を示すことができなかった。ムラっぽい性格のようだが、末脚がハマった時には一発の魅力を秘める。園田替わりでどのような走りを見せるか。
☆2 マリオマッハー(セン7、盛本信春厩舎)は無尽蔵のスタミナが魅力だが、スピードが乗るまでに時間がかかっており、勝ちみに遅いタイプという印象は拭えない。しかし平たんな姫路よりは向正面から坂のある園田コースの方が合っている印象で、一変を期待したい。
△1 ドンカポノ(牡6、田中一巧厩舎)は体質の弱さにより1年以上のブランクがあるため実戦でどこまでやれるか未知数だが、直前の自主能検ではまだ太め残りの馬体でも馬なりで好時計をマークしていた。中央の実績は申し分なく、素質でどこまでカバーできるか。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)