兵庫
2024年03月22日
ヒメツルイチモンジとエイシンデュエラーの追い比べ「地方競馬ナイン賞」(園田競馬)
22日(金)の園田競馬メイン第11レースに「スカパー!地方競馬ナイン賞」(A2、園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎9 ヒメツルイチモンジ(牝4、新子雅司厩舎)は連勝の勢いに乗って挑んだ高知・黒潮スプリンターズカップでは、深い馬場に脚を取られて道中の進みが悪かったが、直線では盛り返して3着まで来ているように成長を感じさせる。その後は笠松・ブルーリボンマイルを使うプランもあったが回避して、地元の自己条件戦を選択した。前走の輸送で減った馬体も回復が見込め、直線で鋭く突き抜ける。
○6 エイシンデュエラー(牡5、坂本和也厩舎)は転入初戦ではスタート後に落馬するアクシデント(競走中止)があったが、その後は3連勝。3〜4コーナーにかけてモタついたり、直線ではフラつく面を見せておりまだ荒削りな印象が強いが、良血馬らしくまだ奥深さを感じさせる。瞬発力勝負になれば逆転まで狙える。
▲12 ピースファイン(牡5、石橋満厩舎)は姫路で積極的な競馬を見せて連勝中。中間に一頓挫があり間隔が空いたが、乗り込みは順調。今回は外枠を引いており、もまれることなく先行できる。
☆7 ガリバーストーム(牡5、尾林幸二厩舎)はA2に昇級してから連敗しているが、力負けというよりも姫路では発汗が目立つなど輸送競馬が合わなかった可能性がある。正念場を迎えつつあるが、輸送のない園田で巻き返しといきたい。
△5 グランドルチル(牡5、諏訪貴正厩舎)はB1を連勝してA2昇級戦を迎えるが、前走は直線までじっくり脚をためるスタイルではなく、自ら動いて差し切っており、以前よりもたくましさを感じる。鴨宮祥行騎手と手が合っているようだ。
△8 サトノグラン(セン10、山口浩幸厩舎)は前走こそ2000メートルで伸びを欠いたが、今回は走り慣れた1400メートルで折り合いがつけば大駆けの可能性を秘める。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)