名古屋
2024年03月27日
前走重賞のアプサラー巻き返しへ「桜鱒特別」(名古屋競馬)
3月27日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「桜鱒特別」(A級3組、名古屋競馬場1500メートル)。
自己条件に戻れば◎3 アプサラー(牝5、迫田清美厩舎)だ。前走の若草賞土古記念7着で、転入後の連続連対は7でストップ。しかし、強敵相手の交流重賞挑戦では直線の失速も仕方なかった。むしろ速い流れで進んだ中、積極戦で臨んで見せ場を作り、将来や次につながる走りや糧になったことだろう。A級昇級後も1月の1組でアタマ差2着に、2月の中央条件交流戦Vとアピールし続ける上昇勢力。地元馬同士でしかも恵まれたメンバー、3組特別への編成。力と勢いを見せつけ、しっかり勝ち切りたい。
相手一番は好気配の○4 ピエナビーチ(セン7、角田輝也厩舎)。2走前の同条件3組特別を鮮やかに差し切ると、前走は初の1組参戦で0秒6差4着に粘り込んでみせた。ここも流れに乗ってレースを運べば好勝負が可能。
転入馬▲5 シーニッククルーズ(牡6、坂口義幸厩舎)も警戒が必要。近況成績は出ていないが、中央1勝馬で兵庫在籍時はA2級で勝利実績を持つ実力派。追い切り気配上々で手ごろな相手に変わった東海移籍初戦。鮮やかな変わり身があっても驚けない。
穴は△8 キャットリング(牝6、竹下直人厩舎)。セールスポイントの先行力を生かすべく、笠松出張戦中心のローテーションを組んでいるため久々の地元名古屋戦。流れに乗ってスムーズに運べるかが好走ポイントになりそうだ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)